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名主の滝公園

所在地

北区岸町1丁目15-25

名主の滝は、王子村の名主畑野家が、その屋敷内に滝を開き、茶を栽培して、一般に人々が利用できる避暑のための施設としたことにはじまるもので、名称もそれに由来しています。
この時期はさだかではありませんが、嘉永3年(1850)の安藤広重による「絵本江戸土産」に描かれた「女滝男滝」が名主の滝にあたると思われますので、それ以前のことと考えられます。

明治の中頃、畑野家から貿易商である垣内徳三郎の所有となり、氏は好んでいた塩原(栃木県)の景に模して庭石を入れ、楓を植え、渓流をつくり、奥深い谷のある趣のある庭園として一般の利用に供しました。

現在は区立公園となっています。
園内には滝や、あずまやがあり、桜やもみじ、野鳥の観察会など、四季折々の自然が楽しめます。